福祉介護業界でとりあえずハッスルしようと思ったら、資格取得は一つのポイント。資格で仕事はできないとは言うものの、辞めよっかあ気分を抑え、長く働くためのモチベーションにはなりえる。ヘルパー2級に始まり3年で介護福祉士、5年でケアマネジャーというのは、今でもステップアップの王道。
受講さえすれば誰でもとれるホームヘルパー2級を別にすれば、福祉系の資格の決定版はやはり介護福祉士。今年の試験も14万5千人が受け、7万3千人が合格!
続いてはカタカナ商売、書類屋の実態にも関わらず現場キャリアの目標、ケアマネジャー(介護支援専門員)。昨年度は13万8千人が受け、2万8千人が合格!
(ちなみに8割が不合格!平成10年は44%の合格率が近年5%刻みで急落、今回は20%そこそこ。あからさまな政策誘導、よっぽどケアマネジャーは減らしたいらしい)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/12/h1227-2.html
人数で続くのが、経験も就学も不要、お手軽さと一般ウケで福祉住環境コーディネーター。年2回で計5万2千人が受け、2万3千人が合格!
(ちなみに「インテリアコーディネーター」とは全然違う。こちらは合格率2割、年3千人前後と難関。福祉住環境の受験者、受けるきっかけの誤解率はたぶん2割)
次点が社会福祉士。プライドと実収入が反比例ゆえ伸び悩み。4万5千人が受け、1万2千人が合格! 独立開業の実践も徐々に広がっているが、億万長者になったという話はまだ聞かない。
あとは1万人以下の資格がつづく。
私が今後ブームになると注目しているイチオシの資格が、福祉英語検定。
これからの福祉介護現場では、外国語でコミュニケーションをとることが必須になる。
フィリピンやタイからの専門職、高学歴で看護資格もあったりする人たちともきっちりトークして渡り合わないと、利用者本位のケアができない!
また元気な高齢者たちも今のうちに勉強しておかないと。将来、要介護になったときの住みかが国内でも、日本語が通じるとは限らない…。
で、乗り遅れないよう、早速受験してみた。
まず3級の東京会場。首相官邸に程近いビルの一室。
いきなり受付で身分証明書の提示を求められる。あわてて免許証を出すも、これは皆チェックなのか、私だけなのか? もっとも自身の挙動不審ぶりには自信があるので、チェックしてもらった方が安心だ。身体までは触ってくれない。
教室に案内されると、座席は2つだけ。さらに「欠席者が出ましたので…」と言われ、結局受験生は、私1人。あれ?
ブームの兆しはどこ?
つづく。