乗ってけサーフィン、介護ウェーブ | グレースケアのとんち介護教室

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札幌で介護職員がデモ


>深刻な人手不足に陥っている介護現場の人材確保や待遇改善を求めたデモ行進が札幌で行われました。

>デモ行進をしたのは札幌などの介護施設で働く職員らで、高齢化社会が進んでいるにもかかわらず、介護現場の人材不足は危機的だと訴えています。こうした状況を改善するには、職員の給与水準アップや事業者への報酬の引き上げが不可欠としていて、来年度の介護報酬の改定にあたっては、国が責任をもって、必要な対策を講じるよう求めていく考えです。

(2008年7月14日(月)「朝6生ワイド」)


動画をみると、横断幕をもってるなかに、ハートづくめの衣装をまとtt変なお兄さんも混じっていて、好感がもてる。


これ介護職の労働条件の改善を求める、新しい運動の一つ「介護ウェーブ 」。

旗を振っているのは民医連。

医師不足、看護師不足でもこれまで同様に、ドクターウェーブ、ナースウェーブをやってきた(らしい)。


民医連といえば、共産党系の病院や専門職の集まりで、貧しい人でも平等に受けられる医療を掲げ、例えば差額ベット代をとらない(個室でも大部屋と同額の料金)などと、相当ムリしてもスジを通す。


私たちは、介護保険の抑制見直しに加えて、保険外自費サービスを提供していたり、ケアスタッフ全体の底上げに加えて、キャリアや経験・技能に応じた報酬を求めたり、「高齢者」をひとくくりに弱者とかとらえないなど、ちょっと、方向が違う。


ただ、きっちりデータをまとめて批判提言する機関があまりないので、貴重な存在。さらに民医連の理事からは、小池晃参院議員が出ている。…社会保障費はGDP比G7中最低。社会保障支出を増やすための財源として、大企業への適正な課税、不要な公共事業の中止、米軍予算など軍事費の見直しが必要、と主張は一貫。


今春には、崩壊の危機に対して医療・介護制度再生プランを出している。

http://www.min-iren.gr.jp/data/080423_01.pdf


介護職が自らの声をデモで上げた、せっかくのウェーブが寄せては返し、そのまま引き潮ではせつないので、紹介してみました。みんなまとめてケアエイドで上げ潮! これから夏本番、サーフィンにはいい日よりだよ!



STOP介護崩壊