木更津発! 福祉から吹く詩へ「吹く詩の宴08」 に行ってきた。
とってもポエジーなタイトルに反して、中身は盛りだくさん。
笑えて泣けて深くて面白かった。以下語録など。
子どもについて。今一生さんと高橋克己さん。
・児童相談所が多忙で頼れないなかで、自立を支える「完全家出マニュアル」。学校はサバイバルを教えない。
・虐待被害にあう子どもが顕在化、「悪い親は悪い、許しちゃいけない」と伝えないと、自分を責め続ける。
・児童養護施設は18歳までだが、学生の身分がないと中卒で外へ。行き場としての「自立援助ホーム」には、何もない子がくる。カネ、屋根、仕事、家族、、、生きる気力もない。
・子どもとの関わりで大事なのは、待つこと。「手を出さない、目を離さない」。口を出さずに我慢、「無言の業」だと言い聞かせる。
医療について、色平哲郎さん(佐久総合病院、地域ケア科)。
・医者には、「期待しない、あてにしない、あきらめる」。期待値を上げすぎない。
・「さからわず、ただうなづいて、従わず」。医者は数学と物理はできるけど、国語はできないかわいそうな人たちなのよ。育ててあげないと。
・「平和」好きだけど、こわい。日本で平和で繁栄はいいけど、アジアではそれが平和なのか。
・日本の食糧自給率は北朝鮮以下…。
・家族の変化が大きい。安易に何でももちこんだら、それはいいことなのか?
・結局、医者が支えるのは、最後の目標、「好きな人と好きなところで暮らしたい」
つづくー。