170回忌までつなげるチカラ | グレースケアのとんち介護教室

グレースケアのとんち介護教室

時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。

認知症の人の暮らしを、より豊かにするために成年後見人が果たす役割。

NHKのEテレで20時からシリーズ認知症・地域で生きる

羽後町の見守りパトロール隊の紹介で、物盗られ妄想で事業者や近隣は金銭管理をためらうなか、成年後見人をつけて、本人の希望に沿った出費をしやすくなったという話。


ご本人の念願が、ご先祖様のなんと170回忌!?

それはすごく大事なことにも思えるし、ぜんぜん必要のないことにも思える。

ただ、本人にとっては前者であることは間違いない。


第三者後見人は家族とは違うし、必要な身上監護を越えていると思うので、今回のように司法書士事務所の人が、法事まで付き添ってお参りしたりは、あんまり聞かない。

そもそも、本人に関わる人たちが、その意向を引き出したり、聴く耳をもっているかどうかが大きい。後見人は大きなお金は管理しているけれども、実際に付き添ったり、介護を行うのは、ケア専門の事業所に依頼する。その選択や契約を本人に代わって行うことが一番の役割。


グレースケアでも、後見人さんからの依頼で、毎月若くして亡くした娘さんのお墓参りに付添っている人がいる。住んでいる老人ホームのお部屋にはお仏壇を持ち込み、お経を上げるのが日課(でもだんだん飽きっぽく、お経もおざなりに。スコーンスコーンと木魚ばかりは強く叩き、撃ち砕いてしまった)


とまれ、今後身寄りのない方や事情で疎遠な方が、ますます増えてくる中で、後見人とチームを組むケースも多くなってくるのは間違いない。


ということで、地区の社会福祉士会からお知らせ。

当日は独立型社会福祉士・久保田先生の具体的な後見業務と、事業所のソーシャルワーカーとの関わりなどがお話されます。

どなたでも自由に参加できますので、お近くの方(遠くの方も)はぜひお越しください。

以下ご案内です。


三鷹武蔵野社会福祉士会
-学習会&交流会のお知らせ-

「独立型で取り組む権利擁護 10年の経験とこれから」
講師・久保田光雄さん(久保田社会福祉士事務所

今年最後の学習会は、独立型社会福祉士の久保田光雄さんを招いてお話を伺い、意見交換を行います。開業 11年目を迎え、後見ほか独自の実習業務や個人契約ソーシャルワークに取り組む久保田さん。その実践から、社会福祉士の専門性を活かした仕事のカタチを考えたいと思います。また、交流会を行います。ご関心ある皆さまのご参加をお待ちしております。

日 時:2011 年 12 月8日(木)
    19:00 ~ 20:00(学習会)
    20:15 ~ 22:00 頃(交流会)
    電話:0422 - 54 - 8990
交 通:西久保コミュニティセンター第 1 会議室
    武蔵野市西久保 1-23-7 
交 通:JR 三鷹駅北口徒歩 8 分
参加費:無料
申込方法:どなたでも参加できます
直接会場へお越しください
照会先:高橋利幸
電話:090 - 4023 - 0672

※交流会会場:魚民 三鷹北口駅前店
     JR 三鷹駅北口徒歩 2 分 
※交流会だけの参加も歓迎します
(3,000 円程度)