舛添×山井 介護職の昇給はどうなる? | グレースケアのとんち介護教室

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いっぽうところが…


私、まだもとのグループホームにケアマネジャー兼介護職で非常勤で勤めており、何だかしらないけど、スタッフ不足の折から急な病気や家庭の事情の代替要員になっちゃって、昨日は明け、今日はこれから夜勤。 前は明けや入りでも一日へっちゃらで動き回ったものだけど、(かえってテンション高く周り迷惑)、最近はさすがに続くとチビしいわね。


職員がストレスや健康を害して潰れながら、支えているご長寿って…。お互いにあんまりハッピーじゃない。


で、随分前に提案されていた、民主党の介護人材確保法(通称2万円法)と、政府の介護保険法改正案(通称コムスン法またの名を懲罰法)が、9日に厚生労働委員会で審議入り。


前回の記事 国会でケアエイド! http://yari123.ameblo.jp/yari123/archive1-200801.html


2万円法の方は、人材危機については与野党とも理解されているものの、待遇改善の方法について、財源や給与への反映、逆に格差拡大の懸念、期間設定などで、論戦中。報酬改定まで先延ばしとかね。


コムスン法の方は、コンプラ体制を事業所に一層強く求め、立入調査など行政の権限を強化するという、正しすぎて恐ろしいシロモノ。事業所にはまた届出の負担が加わるが、もちろん加算がつくわけではない…。


今後の予定としては、いまのところ、 11日に審議、16日に審議、18日に委員会採決。

コムスン法はその後本会議へ、2万円法はその後廃案へ、って流れらしい。


審議内容は衆議院TV http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

日付「平成20年4月11日」で、会議名「厚生労働委員会」を検索すると、 舛添大臣と、山井和則議員らが、やりあっている動画あり。


驚いたのは、国の介護保険財政は19年度も18年度も900億円ほど余った


先の改正で多くの利用者を予防にムリヤリ移し、「適正化」事業で給付の抑制に努め、現場職員の給与水準も抑えた結果、国は黒字を出していたとは。


そして、そのお金は別の用途にまわされている。宙に浮いた年金の調査とか、お詫びのお知らせとか!


国がやったあきれるほど杜撰な年金管理、その尻ぬぐいに回されて、他方で自らの無法ぶりは棚に上げてのコンプラ圧力。遵法!って締め付けて、浮いたお金で自分たちの違法!の穴埋めをする、って許されるんだろうか?


現場的には、本当に、ひどい話だ。ドクロドクロドクロ 


900億円は、ちょうど2万円法の予算。

あるいは常勤換算で介護職全員1万円ずつ昇給を図ることができる額になる。


人材不足は、いろいろな原因があるにしても、報酬の問題は大きい。来年の報酬改正までもたない現場を考えると、今回の人材確保法はつなぎ、としてもその趣旨に意義がある。


国会は遠いけど、参加は選挙のほかにも、さまざま。 この委員会参加議員へメールで訴える、あるいは傍聴してプレッシャーかけるなど。


参考に傍聴と集会のご案内です。 高齢社会をよくする女性の会メールより。

シフトと相談のうえ、一度、ナマ舛添大臣とナマ樋口氏のライブを観に行けたら幸い。 なんだかナマぐさい!?

どなたでも参加可。面白いか眠たいか、前日の夜勤次第だわ…。


以下引用2件。


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厚生労働委員会傍聴者大募集!

第3弾 4月16日(水)、樋口理事長、委員会に参考人として出席


本日の厚生労働委員会では各党から総勢9名の厚生労働委員が質問に立ちました。「介護人材の待遇改善は待ったなしの大問題である」ということは超党派で認識されているようです。しかし民主党の法案が提出となるかどうかはいまだに厳しい状況。この状況を打破するためにもぜひ傍聴席を満席にしたいので4月16日もなんとかお時間を作ってお出掛け下さい。 しかも16日の委員会には樋口恵子理事長が参考人として出席いたします。 傍聴席からの絶大なる応援をお願いいたします。


《 日 程 》 4月16日(水) 9:00~12:00 集合場所  衆議院第1別館 1階 議員面会所           地下鉄「国会議事堂前」駅 出口① *9時から傍聴できる方は8:45にご集合下さい(時間厳守)


傍聴ご希望の方は大至急お知らせ下さい 事務局へのメールは4/15 正午までにお願いいたします

または 山井事務所 03-3508-7240 へ直接お電話下さい

または 事務局河野までお電話下さい(080-3257-2882)


NPO法人高齢社会をよくする女性の会  ℡:03-3356-3564


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いよいよ介護人材待遇改善の正念場 !!

15日夕刻、利用者も、事業者も、働く人々も、 応援団もみんな 剛堂会館 に集まれ!!


介護保険改正法と介護人材確保法が今、衆議院厚生労働委員会で審議中です。11日の委員会ではこれからの介護保険と介護人材について舛添大臣はじめ与野党とも実に熱心に審議が行われました。ここで結論が出ないと、介護人材の待遇改善の論議はうやむやに埋没してしまいます。


介護人材確保対策は待ったなし。困るのは誰よりも利用者の高齢者であり、その家族です。 ご承知のとおり介護保険が人材確保の面から今、崩壊の危機に瀕しています。


もう一押し。介護現場で働く人々、介護事業者、利用者と家族、さまざまな立場の応援団、みんなで現場の悩みと問題点を再確認し、世の中に広げていきましょう! (高齢社会をよくする女性の会 理事長 樋口恵子)


<日時> 2008年4月15日(火)18:15~ 19:45

<会場> 剛堂会館(地下鉄有楽町線麹町下車3分)

<内容>

・国会審議報告(樋口恵子)

・意見表明(要介護者、家族、介護保険事業者、介護労働者、その他)

・各党の見解表明(自民党、公明党、民主党、共産党、社民党、国民新党)


<参加費>無料ですが、入口にカンパ箱を用意させていただきます。


お問い合わせは:NPO法人 市民福祉団体全国協議会

TEL03-5935-7567 FAX03-5935-7570 Email info@seniornet.ne.jp


引用終わり。