なっちの妹に介護されたい!? | グレースケアのとんち介護教室

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時代の先端にして崖っぷち、ケアのトレンドを脱力レビュー。

なんとなく、不人気感の漂う介護業界。


ただ、長いトレンドとしては、否応なくますます注目を集めていく仕事なのは間違いない。

その証拠に、ここにきてアイドルやお笑いからもヘルパーに参入! ウェルカム!!

まず安倍麻美さん。ブログあさみん日記 より引用。


「最近私ね、前々から興味があった介護・社会福祉・医療などの勉強をしているんだ。自分自身の体のしくみや色々な病気の種類、高齢者や障害者の心理や環境についてなどを、日々少しづつ学んでいます。何年後、何十年後に、少しでも誰かの役に立てたり、お世話が出来たらいいなと思っています。」


いや、殊勝だ。さあみんな、あさみんに続けっ。

というか介護職のキャリアの入口に次世代が続いてきているのが嬉しいよ、麻美チャ~ン!(これじゃきしょいオヤジ(37)。あさみんも入口覗いて引き返す)。

それから、澤田祐衣さん。ブログはYUIの情報


写真集発売時、スポニチの宣伝記事で「介護系アイドル」と銘打たれた、恐らく始めての芸能人。福祉系の高校に通い、ヘルパー2級をもっている。


私もよせばいいのに、一生懸命応援のコメントを考えてブログに投稿した。「はじめまして! グループホームの介護職です。ケアのお仕事を勉強されているとのこと、結構介護の現場でも、認知症の方の現実に合わせて演じてみたり、ご本人が自分でされるのを「待つ」時間が長かったり、役者のキャリアが同時に活かせるかも! 今後のご活躍を期待しています」


う~ん、さわやかな文章で好印象を残せたと思うが、なぜか、いまだに返事のコメントはない。当たり前か。アイドルだもんね、YUIチャンは。(マジきしょい)。

お笑いでは、ひでのりん というヘルパー2級のコンビがいる。

先月、物好きにも、なかの芸能小劇場までライブを見に行った。テーマパークの変なアトラクションという趣向のネタで、そこそこは面白いのだけど、すでに他の誰かがやっている展開の焼き直し感は否めず。むしろ老婆との恋をネタにしたコンビ、マッサジルの方が面白かった(って他の芸人を誉めてどうする)。


ボケたデブとマジメなヤセというビジュアルはイケてるので、もっと介護ネタを仕入れてビッグになって欲しい。で、終演後、励ましと差し入れをした。黒澤君(デブ君の方)はバースデーだったので、中野の商店街でわざわざ入手した上品なおしゃれカタログを(カツラの。無料)。


合わせて芸のために、ぜひグループホームで働いて欲しいとリクルートしたが、あまり通じなかったようだ。


ちなみに毎月ライブをしている劇場は、「社会福祉会館スマイルなかの」の2階にあり、すぐ上には社協が入っている。介護福祉職をファンにすれば、たくさん動員して盛り上げ、メジャーに仕立てることも可能な環境だ。「お笑いなかの」で、応援どうぞよろしくお願いします(ってマネージャーか)。

介護保険の制定時には、「介護の社会化を進める1万人市民委員会」というのがあって、法案の成立を後押ししたが、来春の報酬改定に向けては、田中尚輝さん(市民福祉団体連絡協議会)などが、今度は「1千万人」の声だと訴えている。確かに、要介護認定者数が430万人(06年3月)、そのつれあいや子ども一人ずつでも900万、さらに介護職100万人を合わせればあながちホラでもない。

誰もが、介護を受ける当事者になるし、家族になる可能性がある。


老健のデイケアに通う大島渚、特養に暮らした柳亭痴楽(古い)、認知症(アルツハイマー病)を公にしたチャールズ・ブロンソンにロナルド・レーガン。公にはしていなかったが昭和天皇の奥方様。


介護する家族はもっと続出していて、例えば生島ヒロシ、舛添要一、落合恵子、綾戸智恵、山口美江、荒木由美子、大沢逸美。というか、いまは芸能人に限らず、家族や親戚に要介護者がいない方が珍しい時代だ。

担い手となる介護職にも、上で挙げたアイドル以外にも介護をしたとか、したいっていう人を、勢いよく探してみると、まだまだいるいる、


極楽トンボ山本、田代まさし、山本譲司(元民主党)

あれ? この人たちって?


探し過ぎました。