寺ネットに集う青年僧とわたし | グレースケアのとんち介護教室

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「生きている人々のために存在するお寺」。

葬式仏教といわれて久しい。確かに、これまでの介護でお付き合いした方々、お寺との関わりは亡くなってからがほとんど。(クリスチャンの方まで亡くなったらなぜかお寺登場ってのも)

それも、お通夜のときに初めて出会い、葬儀のときにお別れしてそれっきり。
ご本人にしてみれば、そもそも出会えているかもわからない。目つむったままだし。

そして、あまり明瞭ではないご葬儀代やお布施。
それならいっそ、お通夜もお葬式もいろんなことを省いて、とにかくシンプルに火葬するだけで済ますのを望む流れも。

でも、ついでにいろんな思いや感情、残されたものの気持ちの深み、癒しや納得や決着や赦しや思慕や哀悼などなども、省かれてしまわないだろうか…。
そもそも仏教とかお寺、お坊さんっていうのも、要らなくなってしまう? 

そんな問題意識や危機感で、宗派を超えて集まった青年僧のグループ「寺ネット・サンガ」。
その定例の集まりに参加した。

新宿の救援センター。お坊さんと、葬儀社さんを中心に50人くらいぎっしり。
この相当な熱気…。

つづく